平塚でユニークな活動をする人たちを紹介する「平塚100人カイギ」と民間主導で交流イベントを企画する「平塚リトアニア交流会」が20日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館会議室で交流イベントを開催した。東京2020オリンピック・パラリンピックで平塚市をキャンプ地としているリトアニアの文化などを在日リトアニア人が紹介した。
主催した2団体の代表を務める田中純矢さんは「平塚にリトアニアの選手がキャンプに訪れることを知らない人はまだまだ多い。より認知を広げたいと考え、民間主導で気軽にリトアニアを知ってもらうイベントを開催しました」と話す。
国の成り立ち示す3種の旗
新型コロナウイルスの影響で、当初予定していた駐日リトアニア大使館公使の登壇は叶わなかったが、輸入業を営む都内在住のリトアニア人、アンドリュス・ゲレザウスカスさんが母国の成り立ちや文化を解説。流暢な日本語で時折冗談を交えながら講演した。
アンドリュスさんは国旗を掲げ、「黄色は太陽、緑は自然、赤は独立に至るまでに流れた血、多くの犠牲を表しているといわれています」と説明。この他に欧州連合のシンボルや、赤字に白馬に乗った騎士が描かれた伝統的な旗もリトアニアでは用いられるといい、大国の戦争に巻き込まれながら、独立に至った複雑な背景を示していた。
参加者には同国名産の生ハチミツなどをつけたクラッカーの試食も振舞われた。甘さ控えめのコクのある味わいに参加者からは「美味しい」と声が上がった。
平塚漁港で釣りをしたというアンドリュスさん。「リトアニア人も釣りは大好き。リトアニアの最新技術を用いて開発した一般の釣り人向けの魚群探知機は日本にも輸入されています。平塚ではサバを釣った。次はシイラを釣りたい」と話していた。
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