「平塚まちなか活性化隊」メンバーで「平塚お弁当まっぷ」を立ち上げた 八木 賢一さん 明石町在住 38歳
飲食業に新しい風を
○…新型コロナウイルス感染拡大を受け、5日から運用を開始したアプリ「平塚お弁当まっぷ」も、登録件数が80件を超えた。「1日5件ずつ増えている。初めはたくさん店を登録して、見た人が『こんなにあるのか』とワクワクしてくれることが第一目標だったのでまずまず」と、上々な反応に一安心だ。
○…本業は、創業110年の「だるまや京染本店」(明石町)の6代目。「自分にしかできないことがあるなら」と、システムエンジニアから一転、継手のいなかった叔父の元へ2008年に弟子入りした。「今でも修行中」と冗談めかしつつ、洗い張りなどの技術はそのままに、ホームページの整備やオリジナルキャラクター制作など新しい風を吹かせる。「初めはウェブ整備でパソコンをいじってると何遊んでるんだと叔父に言われていた。サイトを見て来店してくれるお客さんが増えてやっとわかってくれました」
○…もともと食べ歩きが趣味。気に入った店には足繁く通い、店主と親しく交流することもしばしばだった。「競争の激しい飲食店を何年も続ける大変さはわかっていたので、尊敬していた。好きな店が、コロナの影響でなくなるのは単純に嫌だったし、困っているなら助けたい」。駅前商店街の若手店主団体「平塚まちなか活性化隊」メンバーに相談しながら、アプリ制作に踏み切った。
○…次に狙うのは「ライフスタイルの変化」ときっぱり。「この状況はしばらく続く。毎日家族のご飯を作るのが大変という声もあるので、これまで交際費として充てていた分を食費に回すような、そんな流れができれば飲食店は助かると思う」。商店街の仲間と共に、双方良しの関係づくりを目指して、作戦を考えているところだ。
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