枝豆の本格的な出荷を前にJA湘南城島支店集荷場で16日、品質や規格などを確認する「目合わせ会」が開かれた。同地区で生産される「しょうなんえだまめ」は甘みと強い風味が特徴で、かながわブランドに登録されている。
目合わせ会には、生産者28人と市場関係者が出席。JA職員の説明のもと、生産者は色づきや実入り具合、粒の大きさなどを確認。消費者ニーズをよく知る市場関係者の話を熱心に聞いていた。JA湘南では8月下旬までに約20トンの出荷を見込んでおり、平塚や小田原、横浜など県内7市場へ送られる。
平塚市の枝豆生産量は県内トップで、なかでも城島地区は一大産地。水はけの良い土壌は生育に適しており、水田の多い土地柄で生じる昼夜の寒暖差が甘みや粒の大きさなどの品質に大きく影響している。
JA湘南の露地野菜部会城島支部の松井孝城支部長(71)によると、「今年は暖冬だったことで育成は順調。去年よりも良い品質の枝豆ができた」という。おすすめの食べ方は「茹でた枝豆がビールにぴったり。豊かな香りでビールも進むのでは」と笑顔を見せた。
「しょうなんえだまめ」はJA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」(寺田縄424の1)や市内スーパーなどで購入できる。
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