家族で楽しく遊んだカードゲームの製品化に向け、横内在住の大学生・小宮海里さん(23)が奔走している。「バナナの木」と呼ばれるゲームで、20年前に海里さんの父が考案したもの。「楽しい時間づくりのきっけに」と家族ぐるみで製品化に踏み切った。
「バナナの木」は、同じ色のバナナカードを7枚集めて得点を競うゲーム。テレビゲームの流行を横目に、「みんなでする方が楽しい」と考える海里さんの父が20年前に家族のために作製した。
海里さんによると「バナナの木」は、相手の手札を推理しながら、駆け引きするところに楽しさがあるといい、運を味方につけて大逆転も可能だ。自宅では毎年正月やお盆になると親戚もゲームに加わり、時間を忘れて夢中になったという。
製品化のきっかけは昨年3月。思ったように就職活動が進まない海里さんが両親に悩みを打ち明けたところ、偶然「バナナの木」が話題に上がったことだった。「きちんと形に残したい」と願う海里さんをリーダーに、両親と知人2人を加えてプロジェクトチーム「NIJI EARTH」を立ち上げてスタートした。
懸念材料の認知不足はSNSで周知を図り、資金はクラウドファンディング(CF)で調達。5日時点で163人から目標金額30万円を大きく超える約51万円を集めて、10月の製品化に向けめどを立てた。
海里さんは、「このゲームで家族との時間がさらに楽しいものになっていた」とし、「私の体験が広まって欲しい」と期待を寄せていた。CFは29日まで解説動画付きで下記のサイトで実施している。
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