認知症の早期発見につなげようと、平塚市はタブレットを活用した簡易認知機能検査を9月23日から開始した。市内13カ所にある高齢者よろず相談センターで利用することができる(各センターに要予約)。
鳥取大学の浦上克哉教授が考案した「物忘れ相談プログラム」で検査。ゲーム感覚で手軽に参加でき、5分ほどで認知機能の検査が可能という。その場で診断結果を確認することができる。認知機能の低下が認められた場合は、次のステップとして「TDASプログラム」の検査受け、その結果によって認知症予防教室など様々な予防プログラムを紹介する。
市の担当者は「認知症を早期発見して適切な支援につなげていきたい」と話す。1センターにつき年間60件の利用を目指すとしている。これまで市は神奈川県が実施しているiPadを利用した認知機能検査を2年ほど活用していた。
市によると、今年3月現在、市内に認知症の疑いがある人は約1万人。そのうち日常生活に支障をきたす人は約6800人いるという。
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