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育種家として第一線で活躍する花菜ガーデンのヘッドガーデナー 矢澤 秀成(ひでなる)さん 市内在勤 53歳

公開:2020年10月15日

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矢澤 秀成(ひでなる)さん

園芸愛する心育む

 ○…園芸研究家としてNHK「あさイチ・グリーンスタイル」「趣味の園芸」などに出演する。今年4月、花菜ガーデンのヘッドガーデナーに就任したが、新型コロナ影響で休園真っ只中だった。「やっと講習会なども開催できるようになった。花菜ガーデンは研究者も大喜びの素晴らしいサンプルガーデン。まずはここにいるガーデナーたちを育て、魅力ある植物園にしていきたい」と園内をやさしいまなざしで見渡す。

 ○…「5歳の頃から育種して遊んでいた。メンデルの交配の図面が大好きだった」と幼少期を振り返る。農林水産省林野庁の研究員だった祖父、父を持ち、種の保存を目的に全国各地の樹林が植えられていた都内の官舎で暮らした。木に登って木肌のツヤを観察したり多色のオシロイバナを育てたりと、絶好の環境で植物への興味を育んだ。

 ○…これまで開発してきた新品種の花は300種ほど。その他、耐病性のあるレタスやニンジンなどの野菜の研究にも携わってきた。今や名産となっている鳥取や深谷のネギの開発を行った経験から「平塚は気候もよくもっと生産者がいてもいい地域。生産地として平塚にしかない品種を開発すべき」と期待する。

 ○…花や緑に関わる人材を育てたいと、全国各地に出張し、子どもたちを対象にした「育種寺子屋」を主宰している。柔らかい笑顔から、愛称は「ほそめ先生」。アサガオやビオラなど異なる色の株を交配させ、世界に一つの花作りに取り組む。発芽や開花など植物の変化を目の当たりにした子どもたちの目の輝きが原動力。「みんな本当にいい顔をしてくれる。園芸業界の衰退を防ぐためにも、子どもたちに植物の魅力を伝えていきたい」と植物を愛する心を育んでいく。

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