あす15日に臨時議会
新型コロナウイルスのワクチンについて政府が2月下旬の接種開始へ準備を進めていることを受け、平塚市は体制を確保するための関連経費を盛り込んだ補正予算を組む。コールセンターの設置や市民への受診クーポンの発送業務の委託費用など。1月15日の市議会臨時会に提出され議決される見通しだ。
補正額は7045万6000円で、予防接種システムの改修費用やコールセンター設置、ワクチン接種クーポン封入作業などの委託費用。平塚市は全国的に業者への依頼が集中することを見込み、早めの予算措置に踏み切った。
今回の補正予算は準備経費の一部で、接種本体の予算案は2月16日開会の市議会定例会に提出される予定だ。
高齢者ら開始3月下旬頃か
8日に開かれた臨時議会運営委員会の事前質疑で、市は市民の接種時期について3月下旬開始を見込んでいるとした。医療従事者を最優先として2月下旬に接種開始し、その後3月下旬以降に65歳以上の高齢者と基礎疾患を有する市民を優先して接種する方針だ。
ワクチン接種を受けるためのクーポン券について、65歳以上は3月上旬・中旬ごろに発送、一般市民には4月中の発送を想定しているとした。
集団接種も検討
市は接種場所について、市内でインフルエンザ予防接種を実施している医療機関、約120カ所に依頼したいとの考えを明らかにした。ワクチンの取り扱いには超低温の冷蔵庫が必要な種類もあるといい、市は「そのような備えができる医療機関にお願いすることになると思う」と話した。超低温の冷蔵庫は国が用意するという。
短期間で大人数に対応するのは困難と想定し「保健センターなどで集団接種ができないか検討する」と説明した。
また、平塚市は13日付の組織改正で健康課に「新型コロナワクチン接種担当」を新設することも発表した。
|
|
|
|
<PR>
平塚・大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>