2021年全国広報コンクールの審査結果がこのほど発表され、平塚市の広報写真が、各都道府県の審査を通過した作品群の中から、一枚写真部で入選に選ばれた。同コンクールの同部での入選は13年の受賞以来、8年ぶりのこと。
今回表彰された写真は、20年1月第3金曜日号の表紙を飾った一枚。写真を撮影した三澤麻代さんは、被写体となった高浜高校手話コミュニケーション部の生徒に、あえて目線はカメラに集めず、自然な活動風景となるように工夫したという。三澤さんは「どのタイミングでシャッターを切るか伝えず、普段通りの姿を撮ることを心掛けた」と話す。また、動いている場面の撮影だったため、連写で撮影したという。
納得いく写真を撮影できたものの、紙面のレイアウトには頭を悩ませた。三澤さんは「部員の皆さんがずらっと並んだ写真は読者の目を引き、広報紙を手に取らせる力があると思った半面、広報紙の写真はいつも縦写真を使っていたので、横写真にしていいものか」と振り返る。それでも横写真の方が、生徒が「楽しみながら手話を学んでいる様子」を伝えることができる、と決断した。
講評では、「見ていると歌が聞こえてきそうな、その場に立ち会っているかのような気持ちになる写真」と評価された。三澤さんは「全国で入選できたのは、嬉しい気持ちとほっとした気持ち」と安堵の表情で話した。
なお、表彰式は6月18日(金)に栃木県栃木市で開催される全国広報広聴研究大会にて行われる予定。
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