新型コロナウイルスの感染拡大により、神奈川県のまん延防止等重点措置の区域が5月12日から拡大する。県は藤沢市や茅ヶ崎市、寒川町など8市町を追加。平塚市から西のエリアを除く17市町となり、神奈川県内の人口約9割のエリアが対象区域となる。期間は5月31日まで。
本紙の取材に対し平塚市は「新規感染者の発生状況は低く抑えられていることから、県の判断は適切と考えている」とコメント。また「近隣市町の飲食店で酒類の提供がなくなることから、平塚市の飲食店への来訪などによる混雑が懸念される」としている。
平塚駅前で20年以上飲食店を営む店主は「まん防の措置がとられたゴールデンウィークの連休は、コロナ前までとはいかないが、客足が戻ってきた。今月末までの措置でお客さんがさらに増えることも考えられるが、声を大にして『平塚に飲みに来て』ともいえず、複雑な心境だ」と話す。
落合克宏市長は「市内感染者数は低く抑えれられているが、子どもへの感染も見られるなど油断はできないし変異ウイルスの拡大も心配。市民の皆さまには引き続き感染防止策の徹底、飲食店には酒類提供の本数や時間の制限などの協力をお願いします。市は対策を継続するとともに、ワクチン接種を着実に進めていきます」と話した。
平塚市は公共施設について、必要に応じて利用制限をする可能性も示唆する。措置区域内の市町が公共施設を閉鎖した場合を想定しており、状況を注視しているようだ。
平塚市民病院は高度医療機関としてコロナ重症患者を受け入れており、県内の重症患者が減らなければ市民病院の入院患者は減らないという。
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