金銭的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」をめぐり、神奈川県教育委員会では県立学校12校で6月から生理用品を無償配布するモデル事業を開始。平塚市では、平塚農商高等学校(河合俊直校長)の女子トイレに設置され、希望する生徒に提供されている。
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農商高校では、商業教育棟の女子トイレ3箇所、仮設校舎の女子トイレ3箇所に設置されており、1箇所に20個の生理用品を収納した箱を置いている=写真。
これまで同校では保健室に常備しており、持ち合わせのないときや忘れてしまった場合に貸し出しをしていた。養護教諭によると、「潜在的に困っている生徒もいると思うので、困っていることがデータで証明されれば、今後対策もとれる」と賛成する半面、「トイレへの設置の場合、誰がどのくらい利用しているのかわからないので、直接声をかけることができなくなる」と危惧する。
同校では6月1日に設置してから、1日数個ずつ減っているという。県教委はモデル事業を通して生徒のニーズを把握し、全県立学校での無償配布の実施について検討するという。期間は8月31日まで。
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