平塚市博物館で7月16日(金)から9月5日(日)まで、今年度の夏期特別展として「平塚空襲 その時、それまで、それから」が開催される。平塚空襲の特別展は2010年以来。空襲から75年を経て、戦争の被害を伝える。
平塚は、戦時中の1945年7月16日の深夜から17日未明にかけて空襲による甚大な被害を受け、363人の命が犠牲になった。
特別展では、衛星写真などの資料に加え、市民団体「平塚の空襲と戦災を記録する会」(空襲の会)が作成した当時の被災地図や避難経路図を紹介する。空襲の会は1991年から体験者の証言を集め、証言集「炎の証言」などを作成し戦争の記憶を伝える会。前回の展示から新たに体験者13人の証言を得た。
戦争を考える機会に
展示は「その時―平塚空襲の実相」、「それまで―空襲への道のり」、「それから―空襲後のくらし、終戦後のくらし」の3部構成。空襲の記録から、戦前、戦後の市民生活についても触れる。
特別展にあたって、空襲の会会長の江藤巖さん(88)は「幅広い世代に来てもらい、戦争はやってはいけないものだと伝えたい」と訴える。同館学芸員の早田旅人さんは「平塚で空襲が起こったことを知らない人もいる。戦争の記憶を風化させないよう語り継いでいけたら」と話した。
(問)同館【電話】0463・33・5111。月曜休館(8月9日(月)開館、10日(火)休館)。入館無料。
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