平塚市では、市立小・中学校の児童・生徒に1人1台タブレット端末を整備し、4月から授業で使用している。タブレット導入から3カ月、積極的に授業で活用しているという神田小学校3年2組では、真剣にタブレットを操作する姿が見られた。
同クラスでは主に、画像や動画を撮影して共有する際にタブレットを使用しているという。7月8日の5時間目・社会科の授業では、前日の授業で撮影した校内にある消防設備の写真を大型モニターに映し出していた。モニターに映る救助袋や消火栓、煙感知器などの写真を見て、いくつあったかなどを確認した。
授業中、児童らは真剣な表情でタブレットを操作し、互いに使い方を教えあう場面もあった。授業後、榮村優羽さんは「みんなで同じ勉強をタブレットでできるのは楽しい」と笑顔で話した。久保田洋介教諭は「タブレットを使った授業は普段の授業よりも新鮮さを感じるようで興味津々。キーボード入力の練習も始め、できることが増え嬉しいよう」と話す。
一方でタブレット利用の課題も見えてきた。久保田教諭は「児童にとってタブレットの操作手順はまだ不慣れなところがあるため、操作手順の説明の仕方は特に考えている」という。児童が画像や動画を撮影する際には事前に提出先のフォルダを作成するなどの支援を心がけているという。
山田美保校長は「タブレットの経験を学校で積めるのはよいことなので、効果的に使用していきたい。また、目で見て触って匂いをかぐなど五感を大切にすることも必要。うまく組み合わせて、子どもたちが心も体も豊かに育つよう指導していければ」と話した。
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