2020年度の神奈川県配偶者暴力相談支援センターにおけるDV相談等の件数がまとまり、このほど発表された。20年度の相談件数は5691件で、19年度の5698件をわずかに下回った。うち、被害者本人からの相談は4388件だった。
内訳を見ると、男女別では女性が3652件に対し男性は736件、年齢別には40歳代が最も多く1242件、次いで50歳代の1195件だった。暴力の種類別では、精神的暴力の4004件がトップで、身体的暴力の1907件、経済的暴力の1093件と続く。
また、加害者によるさらなる暴力や追及の可能性が高い場合には、DV防止法に基づき、県が一時保護を行っている。昨年度の保護件数は150件で、うち85件が子どもを同伴していたという。
平塚市では
平塚市では、DV相談だけでなく、女性が抱えるさまざまな問題や悩みに関して、女性の相談員が相談を受ける「女性のための相談窓口」を開設している。
同窓口の20年度の相談件数は794件で、うちDV相談は131件だった。過去5年に遡り、DV相談の件数を見てみると、16・17年度が120件、18年度が135件、19年度が127件と微増している。担当の市人権・男女共同参画課では、「相談内容は、ご近所や職場での人間関係の悩みや、家族・親類関係の悩みといった身近なものからDV問題などさまざま。一人で悩まず、ぜひご相談ください」と話している。
同窓口は電話や面談で相談を受け付けている。相談時間は月〜金の午前9時30分〜午後4時。相談料無料。【電話】0463・21・9611へ。
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