新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、平塚市では8月中旬に6万7860回分のファイザー社製のワクチンを確保した。これにより、累計で職域接種なども含めると接種対象のおよそ8割に対する2回分の接種にめどが立った。市は今年10月中に、対象者の8割に対する接種を完了させたい考えだ。
市健康課によると、集団接種が始まった5月中旬から安定的なワクチンの供給が続いていたが、7月には全国的な供給不足に陥り、市でも8月に入ると毎日行われていた平日の集団接種を木・金曜に短縮するなどの措置が取られていた。
ワクチン供給のめどが立ったことを受け、市では8月16日以降の集団接種について、平日は水曜日を除き毎日実施。土日は引き続き市役所、市保健センターなども開設し接種を加速させる。
市は8月10日に40代へ、同21日には39歳以下へ接種券を送付。これですべての対象者が接種予約できるようになった。
同課担当者は「感染収束にむけワクチン接種を迅速に進めていきたい」と話している。
神奈川モデル現場はひっ迫
感染した自宅療養者を看護師や医師が24時間体制でケアする「地域療養の神奈川モデル」が7月6日の開始から今、厳しい局面を迎えている。
重症化が懸念される人の健康状態を県が市に送り、看護師らが4人体制で電話による健康観察や訪問を行ってきたが、7月下旬ごろから新規件数が急増。8月2週には連日50〜60人を超えるなど現場はひっ迫している。
市医師会訪問看護ステーションの真間あけみ所長によると、訪問看護ステーションに勤める看護師には本来業務があり人員増は見込めない。真間所長は「ワクチンへの理解と接種が進むことを期待したい」と話した。
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