保護者や地域住民が学校運営に参画し、地域総出で学校づくりを進めていく「コミュニティ・スクール」(学校運営協議会制度/以下、CS)。11月9日の第1回平塚市総合教育会議で、吉野雅裕教育長が来年度に横内小、八幡小、春日野中、大野中の4校でCSを導入する方針を示した。同会議では落合克宏市長ら6人がCSについて意見交換した。
CSは地域住民や保護者、学識経験者、学校に携わるボランティアなどで構成された協議会が各校ごとに設置され、それぞれの学校運営に携わる制度。教育方針などビジョンを共有したうえで協働する。教育体制を整えるとともに、地域の交流機会を増やし、繋がりを深めることを目指す。
同制度は2017年に努力義務化され20年7月現在、神奈川県内の小・中学校で1254校中379校に導入されている。18年に県内で最も早く市内全小・中学校へのCS導入が完了した厚木市では、家庭科でミシンを扱う授業や書道などの学習補助、校庭内の環境整備を保護者や地域住民との協力で進めている。
公民館を活かした制度に
同会議内で教育委員会委員の目黒博子さんは、「平塚市はほぼ各学区ごとに1つ公民館があり、他地域と比べても充実した環境。公民館主催でさかんに行事が企画されているので、CS導入によって学校側の意向を踏まえ、公民館と連携した取り組みをしていけたら」と導入に期待を寄せた。吉野教育長は「他市の先行例も参考にしながら徐々に導入を進めたい」と話した。
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