平塚市立横内公民館(小林昇三館長)が2月4日、第74回優良公民館表彰を受賞した。地域住民の学習活動に大きく貢献している公民館を表彰する同表彰。市内での受賞は、5年連続9例目となる。
1974年に開館した横内公民館。横内地区は自治会館がないことから、地域の大半の団体が同館を拠点に活動している。また、小・中学校をはじめ、保育園や横内子どもの家と隣接し、放課後には多くの子どもたちが来館。本を読んだり、宿題に取り組む姿が見られるという。
2010年には横内ふるさとカルタを作成。以後、毎年2月に開催される公民館まつりでカルタ大会を実施している。14年には、同地区町内福祉村による小学生を対象とした放課後宿題教室を開始。元教師やPTA経験者など、地域の人たちが中心となり、ボランティアで児童らの宿題を見ている。コロナ禍でも、毎週金曜日に低学年、中学年、高学年と時間を分けて実施している。放課後宿題教室の渡邊美奈子代表は、「以前、宿題教室に参加してくれた子どもが、自主的に勉強している姿を見るとうれしいですね」と話す。
コロナ禍でもできることを
同地区には、こうして集まる子どもたちを支える地域組織「横内子どもサポートネットワーク協議会(サポネット)」があり、各種団体が公民館と連携して事業を展開するなど、公民館を核とした地域運営が行われている。17年にはオリジナルソング「YOKOUCHI!」を制作。同曲は、公民館まつりや渋田川桜まつり、盆踊り大会などで小・中学生が演奏するなど、地域のうたとして浸透している。
小林館長は「子どもは地域の宝。地域のみなさんと公民館が一体となり、笑顔で地域を明るくしていきたい。また、地域の方たちからも知恵をいただき、コロナでもできることを考えていければ」と話した。
同表彰は、1948年度に創設。2021年度は全国で59館が選ばれ、2月4日に文科省で表彰式が行われた。
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