口腔機能の衰えを指す「オーラルフレイル」対策として、平塚市と東京大学高齢社会総合研究機構(東大IOG)は3月25日、共同研究に向けた「フレイル対策の活性化に関する連携協定」を締結した。
フレイルとは、加齢に伴い心身の活力が低下した状態をいう。また、噛む力が弱くなる、むせる、活舌が悪くなるなど「口」の健康が徐々に低下することを「オーラルフレイル」といい、フレイルの入り口の一つとなっている。
市では2018年度に「市高齢者福祉計画」の重点施策の一つに「フレイル対策推進事業」を位置づけ、東大IOGが開発したフレイルチェックプログラムを導入、対策を推進してきた。
昨年度市では、公民館などの施設で計21回のフレイルチェック測定会を実施。コロナ前と後とでは、「口の衰えを感じる人」が1・6倍に増えたという。オーラルフレイルの兆候を示す高齢者の増加から、市では共同研究によりフレイル予防の早期対策を進めたい考え。
東大IOGの飯島勝矢機構長は「平塚市が、住民と行政が一緒に健康長寿のまちづくりを作り上げるモデルフィールドになってほしい」とした。
市では、今年度オーラルフレイル予防について学ぶ「カムカム教室」を実施し、参加するグループとしないグループに分け、研究してくという。
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