全国広報コンクールの結果が4月28日に発表され、平塚市が広報企画部門に初入選した。
入選した「平塚市のInstagramを高校生が乗っ取った!?」は、平塚学園高校の写真部に市の公式アカウント「hiratsukagood」が乗っ取られたという企画。交流人口の増加や定住・移住促進などを目的に2016年に開設した同アカウントを、若い世代にも浸透させようと広報課職員らがアイデアを練った力作だ。
市のインスタは18〜24歳のフォロワーが0・8%(昨年5月末時点)と伸び悩んでおり、若者の関心を引くための方法として他のユーザーがアカウントを一時的に引き継ぐ「インスタグラムテイクオーバー」という手法を活用。協力した同高写真部が「平塚で過ごす夏休み」をテーマに海やららぽーと湘南平塚など市内各所を巡り、高校生ならではの視点で市の魅力を発信した。
8月10日〜20日までの期間で13回の投稿を行ったところ多くの「いいね」が付き、実施後は若年層のフォロワーが4・2%と5倍以上に増えたという。審査では、現状と課題の分析を行い、「インスタグラムテイクオーバー」という新しい試みで解決しようとした姿勢が評価された。
担当の市広報課・三春雄太さんは「平学の部員たちが夏の暑い中、一生懸命頑張ってくれた。若い力を借りて市のプロモーションができて良かった」と喜んだ。
全国の都道府県と市町村の広報紙、広報写真、ホームページなどを対象にした同コンクールは、5媒体10部門について審査。広報企画部門には86点の応募があり、北本市(埼玉県)が特選、平塚市を含む6作品が入選した。
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