平塚市内で、今年度に入りごみ収集車の火災事故が多発している。5月20日までの間に4件の火災が起き、すでに昨年度1年間の3件を上回った。いずれも不燃ごみを収集中の車両が燃え、市収集業務課では「周囲の皆さまや収集作業員の命にかかわる重大な事故につながる可能性もある。ごみは正しい分別方法で排出してほしい」と呼び掛けている。
同課によると、収集車の火災は2020年度に5件、21年度は3件あった。今年度は4月と5月の不燃物収集日に2件ずつ発生しており、5月は9日に下島、16日に北金目を走行中の収集車から出火、消防隊が出動して消火活動にあたった。
火災原因の多くは、スプレー缶やカセットボンベ、使い捨てライター、リチウムイオン・乾電池などが不燃ごみに紛れ込んでいるケースだ。しかし収集車の内部に押し込まれたごみから発火するため、火元や集積場所の特定が難しいという。
連休などで収集量増
今年度に入り火災が多発している理由について、同課職員は「新年度前後の引っ越しシーズンやゴールデンウィークなどの長期連休は、家の中の不要品を整理する人が多くなりごみの量も増える。誤った分別方法でごみを出してしまうことが火災につながっているのでは」と話す。
同課では、市独自のごみ分別アプリ「さんあ〜る」や、LINE公式アカウントで適正なごみ出しを呼び掛けるメッセージを発信して啓発を行っている。地域からの要望があれば、公民館などに出張して分別などに関する説明も行うという。
問い合わせは同課【電話】0463・21・8796。
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