県は7日、社会福祉、保健衛生、産業・経済、教育・文化、生活環境など各分野で長年にわたり活躍し、特に優れた業績をあげた人を顕彰する「神奈川県県民功労者表彰」の受賞者43人を発表した。平塚市からは地域医療の充実に尽力した久保田亘さん(66)と、製パン業の発展に貢献した高久榮二さん(79)の2人が受賞した。
コロナ禍の地域医療支える
久保田さんは現在、久保田整形外科(山下)の院長として地域医療に携わるほか、一般社団法人平塚市医師会会長を務めている。
長年、医師として地域住民の健康増進に努めたことや、要職を歴任し地域医療の充実に優れた成果をあげ、保健衛生の向上に尽くしたことが評価された。
久保田さんは「30年以上にわたり地域医療に携われたことに感謝するとともに、最近は新型コロナ感染症対策に対して行政と医療従事者が一丸となって、地域全体の『連携と協力』を進めることができた。今後も平塚市の医療を守るために、微力ながら貢献していきたい」と今後の抱負を話した。
名物カレーパン生み出した才人
高久さんは、神奈川県パン協同組合連合会副会長のほか、横浜・川崎・横須賀を除く県内の事業者が所属する県パン・米飯協同組合の会長を歴任。組織の充実強化と経営の効率化につながる業績を残すなど、産業の振興に寄与した。今年5月に7年務めていた会長職を退任し、現在は顧問として後進を支えている。
「高久製パン株式会社」(老松町)の会長でもある高久さん。いち早く製パン工程を機械化したほか、平塚に居を構えた明治期のベストセラー作家・村井弦斎の著書『食道楽』にちなんだ「弦斎カレーパン」を生み出した。
高久さんは「名誉な賞をもらった。うれしく思います」と話していた。
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