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新品種米 てんこもり販売開始 生産拡大を期待

経済

公開:2022年6月30日

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てんこもりを精米するようす
てんこもりを精米するようす

 新しい水稲品種「てんこもり」の販売が、6月9日からJA湘南直売所あさつゆ広場(寺田縄)で始まった。てんこもりは現在、JA湘南管内の水田約5%で栽培されており、「はるみ」に次ぐ新品種として生産拡大が期待される。

 てんこもりの栽培は、昨年5月の田植えから市内の水田で始まった。JA湘南管内の昨年度のてんこもりの栽培面積は19ヘクタールで、出荷量は51トンだった。

 てんこもりは、2020年11月に神奈川県稲麦等奨励品種等審査会で、栽培しやすく食味が良いことから「奨励品種」に選ばれた。市内の水稲は、9月中旬に収穫する早生(わせ)品種「はるみ」と10月上旬に収穫する中生(なかて)品種「さとじまん」が栽培されていたが、昨年度からさとじまんの種が採取されなくなり、市内での栽培が難しくなったという。

 このため、県農業技術センターで17年度から20年度まで奨励品種等決定調査を行ったところ、てんこもりがさとじまんに代わる有望な品種であることが分かった。

粒が大きく栽培も容易

 てんこもりは富山県が育成した水稲品種で、田植は5月下旬から6月下旬、収穫は9月下旬から10月上旬で、栽培はさとじまんに準じるという。また稲穂の数は多くなるものの収穫期に倒れにくく、穂も発芽しにくいため、栽培しやすい品種。粒が大きく甘みもあり、炊き上がりのツヤと香り、硬さと柔らかさのバランスが整った口当たりが特徴という。

 JA湘南の担当者は「新品種なので、ぜひ一度食べてみてほしい。平塚産のお米として『てんこもり』の名前を覚えてもらえれば」と話している。

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