海水浴シーズンを迎え、湘南ひらつかライフセービングクラブが水難事故防止に向けた「水辺の安全教室」を7月上旬に花水小学校で開いた。平塚でも16日に海開きを控える中、児童らは溺れた際の対応などを学んで水辺の危険に対する理解を深めた。
小学生から社会人まで約60人で構成される同クラブ。毎年海開き期間中は監視員として湘南ベルマーレひらつかビーチパークに立ち、海辺の安全を守っている。これまでは依頼のあった小学校などで安全教室を行っていたが、3年ぶりの海開きを控え、初めてクラブ主導で主催した。
当日はクラブでジュニアの育成に携わる奈良部真弓さん(56)=人物風土記で紹介=が、動画上映やクイズを交えながら遊泳エリアの旗の見方や救命行動などを解説。児童は消防隊員や海上保安庁職員から救助の際の注意点なども聞き、最後にペットボトルを使って胸骨圧迫の練習をした。
6年生の角川大悟さんは「”自分は大丈夫”と思い込むことが危険だとわかった。これから何かあったときは今日のことを思い出して落ち着いて行動したい」と話した。奈良部さんは「先日、海開き前のビーチで高校生が亡くなる痛ましい事故がありました。正しい知識を身に付け少しでも事故を減らすことができれば」と期待を込めた。
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