平塚警察署管内で今年1月から6月までに発生した特殊詐欺の被害額が、約6600万円に上ったことが分かった。昨年1年間の被害額は約5174万円だったことから、すでに昨年の総額を上回った。市内では息子や孫をかたる「オレオレ詐欺」の手口が目立つといい、同署では注意を呼び掛けている。
6月末までの認知件数は17件で、前年同期比で5件の増加。被害総額も1400万円近く増えた。被害者の中には1千万円以上の現金をだまし取られた人もいた。
同署によると、今年は身内を装い電話で現金を要求する「オレオレ詐欺」の被害が多発。「会社のお金や書類を無くしたので弁償する必要がある」などと電話し、受け取り役の犯人が自宅を訪問する「劇場型」が主な手口という。市役所職員などをかたって「医療費や保険料の還付金がある」とコンビニエンスストアなどのATMに誘い出し、送金を指示する「還付金詐欺」の被害も多いという。
特殊詐欺被害に遭わないためには迷惑電話防止機能が付いた電話機への交換が効果的とされ、平塚市では購入費用の助成制度も用意している。同署では「お金の話をされたら、間違いなく詐欺の電話。落ち着いて家族への相談や警察への通報を」と呼び掛けている。
市の助成制度については市危機管理課【電話】0463・21・9863。
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