平塚警察署管内で今年発生した人身事故件数は9月15日現在で618件に上り、県内54署で最多であることが同署への取材で分かった。9月21日から始まった秋の全国交通安全運動を受け、同署では「自動車やバイクの運転手はもちろん、歩行者や自転車などの交通弱者も交通ルールを順守してほしい」と呼び掛けている。
同署によると、人身事故の発生件数は前年同期比で67件増加。内訳は自転車が232件、65歳以上の高齢者が関係するものが231人、バイクが143件だった。
このうち自転車と高齢者の事故件数は県内最多で、2位の相模原南署管内(各190件)と比べて突出して多かった。現在のペースが続くと、昨年1年間の860件を上回り900件に達する見通しだ。
事故の発生時間帯別では、特に午前8時〜10時と午後4時〜6時に集中していた。平坦な地形が内陸まで続くため、通勤や通学に自転車を利用する人が多いことも件数の高止まりにつながっている。
発生場所、田村が最多
同署がまとめた今年7月までの町名別発生件数では、田村が最多となる40件、四之宮37件、中原20件、東真土17件と続いた。同署は「主要な国道、県道沿いや大きな交差点などでの事故が目立つ」という。
県内54署の中でも人身事故件数の増加に歯止めがかからない現状に、同署は「交通ルールをしっかりと守ることはもちろん、(ドライバーに自身の存在を知らせる)反射板などを活用して交通事故から身を守る対策をとってほしい」と話している。
同署では秋の全国交通安全運動期間に合わせ、関係機関などと協力して様々な啓発イベントを実施する。最終日の30日は、湘南ひらつか織り姫なども参加して「梨」を配るキャンペーンを平塚駅北口で行う。午後3時から4時。
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