平塚駅前の再開発について考える「平塚駅周辺再開発構想会議」が、10月25日に平塚商工会議所で開かれた。
駅前の地権者や金融機関、開発事業者、若手行政関係者らが出席。2度目の開催となる今回は、藤沢駅南口で進む再開発計画について学んだ。
藤沢駅南口では、老朽化した3棟の商業ビルを中心とした通称「391地区」について、準備組合と行政の官民連携による再開発が計画されている。会議では、組合の橋本道雄事務局長と藤沢市の担当職員が計画の概要や事業手法などについて解説した。
橋本組合長は同地区について、地域の活力を生み出す町並みを目指しつつ、防災基盤の強化や交通環境の改善といった方針に基づいて再開発を進めていると説明。「再開発は10年近いスパンで続く長期事業。10年後の街がどうあるべきかを見据えながら進めることが重要だ」と話した。
藤沢市は、駅周辺のまちづくりに向けて策定を進めているガイドライン案に基づき、再開発の基本的なルールを官民で共有しながら公共施設整備や民間施設の建て替え時の指針を定めている。建築物の建て替えやテナント誘致の促進に向けては、適合認定を受けた建て替え時の容積率緩和といった支援策を検討しているという。
参加者は「平塚も行政と民間が手を組んで進められたら」「10年近くかかるとなれば、今すぐにでも取り組まないといけない」と感想を述べた。
同会議は、平塚駅前の再開発に向けた活発な議論を行うため平塚商工会議所が主催。市民からの意見も受け付けている。(問)同会議所【電話】04634・22・2510。
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