神奈川大学は10月26日、土屋の湘南ひらつかキャンパス売却について住民向けの説明会を同キャンパスで開いた。
住民に対する説明会は今回が初めてで、土屋や吉沢などから地域住民ら34人が出席。市職員も参加した。同大の齋藤勁(つよし)副学長があいさつに立ち「産廃施設や墓地、新興宗教などのいわゆる迷惑施設に売却することは考えていない。大学としては念頭にない」と考えを述べた。
説明会では売却の方針を打ち出した経緯や理由を説明。18歳人口減少に伴い学生獲得のためにキャンパス移転が必要だったこと、広大な敷地の効率的な維持管理策が見つからず、同キャンパスの維持には年間1〜2億円の経費がかかることなどが伝えられた。
住民からは「土屋が発展するような売却先を選んでほしい」「ばら売りされて、悪いところだけ残されても困る」「小学校の隣に立地している。(跡地は)子どもたちが希望を持てる施設にしてほしい」などの意見があった。
大学側は「地域のために何ができるか、大学一丸となって考えてきたい」と応えた。また、現存する理学部が移転する来年3月末までに2回目の住民説明会を開催することも明らかにした。
同キャンパスは1989年に開設。校地面積は30万9510平方メートルで、14号館までの校舎や野球場などの施設がある。
平塚・大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
新築・リフォームには補助金有効活用を4月25日 |