全国の自治体が準備を進める国の出産・子育て応援交付金について平塚市は昨年12月、支給額の10万円を現金、もしくは市内の商店などで使えるスマートフォン向け電子通貨「ひらつかスターライトマネー」のいずれかの方法で交付すると発表した。スターライトマネーを選択した場合、チャージ時に5%分がインセンティブとして上乗せして交付される。
交付には、国の出産・子育て応援交付金を活用する。市によると、自治体独自のスマートフォンアプリを活用した交付やインセンティブの付与は県内初という。
支給の対象となるのは、2022年4月1日以降に出産または妊娠届を出した市民で、約2400人を想定。対象者には1月中に通知を行い、2月1日からの支給開始を予定している。
対象者は、妊娠届け出時と出産後に実施される面談時にそれぞれ5万円ずつを現金、電子通貨のどちらで受け取るかを選択して申請する。1度目を現金、2度目を電子通貨などと分けて受け取ることもでき、電子通貨の場合はスマートフォン上でスターライトマネーの利用登録が済んでいれば面談時にその場で交付される。
電子通貨を選んだ場合、各面談時に支給される5万円に5%の上乗せ分を合わせ、5万2500円がチャージされる仕組み。スターライトマネーは市内約1千店の登録店で使え、買い物時には3%の還元も受けられる。
市はスターライトマネーの利用期限を23年度中までに延長する予定で、担当者は「スターライトマネーでの交付により市内で買い物する人が増え、市内事業所の支援にもつながれば」と期待を寄せている。
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