75歳以上の後期高齢者ドライバーについて、タウンニュース社ではこのほど、免許証の返納率を神奈川県警の統計を基に独自調査した。2021年に県内で自主返納したのは、所有者の6・01%にあたる1万7788人。最も高いのは川崎市中原区(9・16%)、最も低いのは箱根町(1・86%)で、地域間で最大4・9倍の開きがあることがわかった。平塚市は県内33市町村で17位の4・89%だった。
調査では上位4位が中原区、川崎区、幸区、多摩区で川崎市の自治体が並んだ。都市部で交通アクセスが良いことに加え、上位3地区については平地が多いことから自転車等も使いやすく、返納しても日常生活への影響が比較的少ないことなどが要因と考えられる。
返納率の下位3位は箱根町、大井町、中井町。その他も県西、山間部に近い自治体が低い傾向にある。電車をはじめとする公共交通機関が発達しておらず、免許を返納することによる生活の不便さなどが一因していると考えられる。
免許返納へサポートも
県警では安全教育のほか、免許を返納すると割引サービスなどが受けられる「県高齢者運転免許自主返納サポート協議会」に加盟する企業の拡充を図り、自主返納を促す環境を整えている。
平塚市でも高齢者の外出支援の一環で有償の送迎サービスを実施していたが、目的外利用や利用率の低さなどで十分な効果が得られていないという。市交通政策課は「今後も有効な取り組みを考えたい」としている。
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