任期満了に伴う平塚市長選挙(4月23日投開票)に、現職の落合克宏氏(65)が出馬を表明した。1月17日に平塚市役所で記者会見を開き、4選を目指す意向を示した。同市長選への出馬表明は2人目となる。
落合氏は「これまで種をまいてきた数多くの施策が芽を出し、花を咲かせて実を結び始めている」と述べ、市内の人口が8年連続で転入超過を続けていることや、企業の本社移転などが進んだ実績などを強調。「果実を市民の暮らしに還元し、持続可能なまちづくりを根付かせたい」と意欲を見せた。
再選に向けては「ずっと、選ばれるまち、住み続けるまちに」をテーマに、子育て支援や高齢・障害者などの支援、防災や医療体制の充実、新しいまちづくりなどの政策を掲げた。
中でも子育て支援に力を注ぐとし、▽高校生(18歳)までの小児医療費助成拡大▽おむつのサブスクリプション(定額制)サービス▽第2子以降の出産を望む家庭向けの父親の育休支援--など、近隣自治体では初となる行政サービスに取り組みたいとした。
スタジアム建設「民間主導で」
次期市長選では、平塚駅周辺の再開発や龍城ケ丘プール跡地の再整備、神奈川大学湘南ひらつかキャンパス跡地の利活用など、まちづくりに向けた争点も多い。
湘南ベルマーレの専用スタジアム建設に向けた声もクラブや地元経済界などから上がっており、落合氏は「ベルマーレは平塚の宝だと考え、ここ7年間で14億円に上る支援を行ってきた」と説明した上で、「ベルマーレが主体となり、市内に民間主導で専用スタジアムを造るのならば市としても支援していきたい」との見解を示した。
落合氏は平塚市職員、同市会議員(2期)を経て、2011年の同市長選で初当選した。4月に控える市長選には、新人で市民団体会長などを務める谷容子氏(57)が立候補を表明している。
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