平塚商工会議所(常盤卓嗣会頭)が呼びかけ、湘南ベルマーレの新スタジアム建設を平塚市長と市議会に働きかける協議会が2月3日に発足した。機運を醸成するため、サポーターたちとイベント会場やインターネット上で署名活動を行う方針だ。
平塚商工会議所で2月3日、湘南ベルマーレの新スタジアム建設を促進するための協議会が設立され、商議所の呼びかけで湘南ベルマーレ、同サポーターズ協議会、市サッカー協会などの関係者が集まり、第1回目の会議を行った。
組織の目的や活動内容などについて話し合い、名称を「『平塚をシン・スタジアムがある街に』協議会」と決定。会長などの人事は今後の会議で協議するという。
新たなスタジアムは、2万人超の収容規模で音楽ライブ・コンサートが行える多機能複合型の施設を目指すとした。
2月中旬のJリーグ開幕にあわせ、インターネット上のオンライン署名と紙の署名をスタートさせる。2月22日・23日の産業FES(商工会議所主催)を皮切りに賛同者を募るプロモーション活動も展開してく予定という。
集まった署名は4月末に平塚市長と平塚市議会宛てに要望書として提出し、6月末までに平塚市の「決断」を求めていくことも発表された。
ベルマーレ流出の危機
湘南ベルマーレは今年1月、新スタジアム建設を促進するため、候補地を平塚、茅ヶ崎、鎌倉・藤沢に絞り、第一候補の平塚から交渉を開始すると発表した。交渉期間を6カ月間とし、平塚市が決断できない場合は他の候補地と交渉する方針を示している。
湘南ベルマーレの眞壁潔会長は「私は平塚の人間でベルマーレを他のまちに流出させたくはない」と強調。現競技場(平塚競技場)ではJリーグが今後求めてくる基準を満たせずリーグ加盟存続が危ぶまれる可能性があることを示唆し、新スタジアム建設への理解を求めた。早ければ1年でスタジアム基準の変更があるとしている。
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