平塚市社会福祉協議会ボランティアセンターでは、市内の小中学校等で車いす体験や高齢者疑似体験をする福祉学習の授業の指導者やサポートをするボランティアを募集中。3月20日(月)には、市内在住で介護福祉士等の有資格者で福祉施設等での実務経験がある人を対象にした「福祉学習指導者養成講座」を市福祉会館で実施する。午後2時〜4時。
南原在住の金子里香さん(56)、日向岡在住の加川英二さん(68)は、現在介護福祉士の有資格者として、同ボランティアに参加している。金子さんは「子どもたちと触れ合える貴重な機会。車いすを身近なものとして接してほしい」という思いから、現在も介護施設に勤務しながら、活動を継続。コロナ禍でストップしていた福祉学習の授業も昨年秋頃から再開し、「もっと仲間が増えるとうれしい」と話す。
加川さんは母の介護のため18年4月に勤務していた特別養護老人ホームを退職したのをきっかけに市の広報で見つけた「福祉学習指導者ボランティア養成講座」に応募。「資格や時間、経験を生かせる。これからも続けていきたい」と話していた。
資格なしでも活躍中
真田在住の宮本文吾さん(80)は、視覚障害者の卓球のサポートや病院内での車いす介助のボランティアなど、約10年の経験を生かして、無資格ながら福祉学習のサポートに取り組んでいる。
銀行員だった宮本さんは「障害のある方とどう接していいのかわからなかった」とボランティア開始当初を振り返り、「でもきちんと向き合って話せば、自然とどんなサポートが必要かわかってくる」と話す。
目の見えない人には肩を叩いて合図したり、車いすの人には「曲がりますよ」と声をかけたり、自身の経験から学んだ気遣いを「子どもたちにも、難しく考えずに、これでいいんだとわかってもらえればうれしい」と話していた。
有資格者の養成講座の申し込み、問い合わせは市社会福祉協議会ボランティアセンター【電話】0463・33・0007。
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