平塚市消防署で3月24日、消防長表彰が行われた。建物火災で迅速かつ勇敢な行動により人命を救助した篠田文夫さんと、第50回全国消防救助技術大会陸上の部で優秀な成績を収めた市消防本部の救助隊が表彰された。
篠田さんは、昨年11月24日に公所の一般住宅で発生した建物火災で、冷静な判断力と自らの危険も顧みず人命救助を行った。「まさか自分が火災現場に出くわすとは思ってもみなかった」と当時を振り返る篠田さん。また、「火事の怖さを実感し、被害に遭われた方の命を救うことができて良かった。改めて命の大切さを考える機会となった」と話した。
救助隊は、昨年8月に東京都で開催された全国大会に警備第一課本署救助隊と旭消防救助隊混成チームで出場。地下での災害を想定した訓練で、隊員4人が協力して要救助者1人を救出する「引揚救助」種目で、77・1秒の記録を出し4位入賞を果たした。
キャプテンの倉優太隊員は、「全国大会出場を目標に訓練を積んできたので、やってきたことが認められてうれしい」と喜んだ。田中一雄消防長は「二つの表彰は、使命を果たした点で共通している。篠田さんの勇気ある行動に改めて感謝したい」と謝辞を述べた。
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