平塚柔道協会出身の上水泰史朗君(東海大学付属相模高校中等部3年生・真田在住)が3月26日、「第1回柔道マガジン杯全国中学生柔道大会」オープンの部(男子)団体戦で初優勝。同校の先輩たちの悲願を成し遂げた。
旧「近代柔道杯」の後継にあたる柔道マガジン杯。夏の全中、マルちゃん杯に並び中学生柔道の3大大会に数えられる。東海大相模中はこれまで全国大会で団体優勝に一歩及ばず。先輩たちの意思を継ぎ、初の栄冠を目指し大会に臨んだ。
準決勝まで無失点で勝ち上がり、迎えた決勝戦。先鋒戦で両者反則負けを喫したが、次鋒の上水君が強気の組手から積極的に攻め、2つの指導を取り僅差で優勢勝ち。その後もチームメイトが接戦を繰り広げ、2対1で優勝を決めた。上水君は「優勝が決まった瞬間、うれしさがこみ上げてきて思わず笑ってしまいました」と振り返る。
約800人中わずか10人の優秀選手にも選ばれた上水君。「高橋陸監督からの”お前がチームを引っ張れ”という言葉をかけられプレッシャーにもなったが、そのおかげで頑張れた」と話した。
はじめは引っ込み思案
母のゆかさんは「小学生のとき、出稽古に参加するのが嫌で泣いてしまったこともあるほど引っ込み思案だったんですよ」と懐かしむ。上水君が平塚柔道協会に所属すると、自分のペースで練習に励めるため、どんどん競技にのめり込み力をつけていった。
上水君は小学6年生まで同協会に所属。奥山晴治会長は「本人の努力次第で、これからますます伸びていく」と太鼓判を押す。
東海大相模中の次なる目標は3大大会の団体3冠。上水君も「次の全国大会には予選トップ通過で進む」と気合が入る。個人でも夏の全中で優勝を目指し、「階級を73kg級にあげて、もっと重い相手にも勝てるようにしたい」と意気込んだ。
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