神奈中インドアテニススクール平塚校所属の高校2年生・高橋光さん(16・小田原市在住)が5月4日、インターハイ予選を兼ねた神奈川県高等学校テニス大会で5位に入賞し、8月の全国大会の切符を掴んだ。高橋さんは「ずっと目標にしていた舞台。トップクラスの選手と戦うのが楽しみ」と意気込む。
予選を勝ち抜いた88人が出場した男子シングルス本選。昨年はベスト16にとどまった高橋さんは「今年こそは結果を残す」と力が入る。惜しくもベスト8で決勝トーナメント敗退となったものの、残り1つのIH出場枠をかけた5位決定戦に臨んだ。
5位決定戦最終戦は今年1月の県大会で辛勝した相手。出だしは快調で、1セットマッチ6ゲーム先取の中、5対2とあと一歩のところまでリードするも、相手の連取で5対6の逆転を許す。「勝ちを意識しすぎて硬くなってしまった」と高橋さん。しかし、その後は自分のミスを無くし相手の甘い球を誘う堅実なプレーにシフト。相手の猛攻にも冷静にボールを返し、ついに逆転。10対8で接戦を制した。
声を出しての応援が解禁となった今大会。高橋さんは「高校のテニス部の仲間が毎試合応援に来てくれた。最後競り勝てたのも苦しい時に声援が力になったから」と感謝する。
高橋さんを指導する藤代昌也コーチは「神奈川は強豪ぞろいで、1セットマッチという精神的にも苦しい戦いの中、大事な場面こそ自身も声が出ていて気持ちの強さを見られた良いプレーだった」と称賛。IHに向けては「技術的には全国でも上位。あとは予選で見せたメンタルで優勝も狙える」と太鼓判を押した。
海外で武者修行
高橋さんのもう一つの目標は18歳以下の世界大会・グランドスラムジュニア本選への出場。出場資格となる世界ランクを上げるため、6月にはタイで海外選手とも切磋琢磨する。
IHは8月に北海道で行われる。「今大会で、ストロークから強く攻めていくスタイルで強い相手にも通用する手応えを感じた。これを武器に戦っていきたい」と力強い笑みを見せた。
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