湘南ベルマーレひらつかビーチパークのライフセービングクラブリーダー 花塚 修斗さん 纒在住 21歳
海を守るたすきつなぐ
○…ビーチの安全を守るライフセービングクラブのリーダーとして、学生約30人、そのほか社会人OB・OGを束ねる。全国で水難事故も多く報道される中、「来場者には安全に楽しんでもらって、笑顔で帰ってもらいたい」と海を見つめる。
○…生まれも育ちも平塚市纒。子どもの頃から水泳に打ち込み、中学3年のとき友人に誘われてライフセービングを始めた。目に焼き付いているのはクラブの先輩たちの姿。高校1年のとき、練習中の先輩たちが溺れた子ども二人を迅速に救助した光景を目の当たりにし、「カッコいいな」と思うと同時に、日頃からの準備・訓練の大切さを痛感した。大学3年となった今年、「先輩の代から続くチーム、もっと団結力を高めていきたい」との思いでクラブのリーダーに手を挙げた。
○…クラブの活動と並行して、在学する東海大の部活動での練習にも余念がない。同大は一昨年のインカレでシーズン総合優勝、昨年も総合2位の成績を収める。自身もライフセービングを始める前から鍛えてきた泳力でチームに貢献。得意とするビーチフラッグス競技では「誰よりも早くスタートを切れるよう、ずっとクラブの先輩から教わってきた」と白い歯を見せる。今年9月のインカレ出場を狙って鍛錬に励み、シーズン中は毎日海に足を運んでいる。
○…練習漬けの毎日だが、たまの休みには旅行でリフレッシュ。今年2月には、北海道や出雲まで足をのばした。「時間があれば波が強いというハワイにも行ってみたい」と顔をほころばせる。平塚の海の監視にあたっては「今のチームはコロナ前の状況を知らないメンバーばかり。今後はさらに来場者も増えると予想されるので、さらに気を引き締めて臨みたい」と力を込めた。
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