日本がん治療認定医機構がん治療認定医であり平塚市医師会で理事を務める永瀬剛司医師に、同会のがん検診への取り組みや、検診の重要性について話を聞いた。
―がん予防については
「がん予防は一次予防と二次予防があります。まず一次予防では、『禁煙』『節酒』『食生活』『身体活動』『適正体重の維持』の5つの改善可能な生活習慣に『感染』を加えた6つの要因が『日本人のためのがん予防法(5+1)』と定められています。
二次予防が『検診』です。がんは早期の場合症状の出ない人が多いため、検診を勧めています。検診では、症状のない方の病気を見つけることができるメリットがあり、早期発見であれば根治の可能性が高くなります。逆に検診を受けず、症状が出てから受診した場合、既に病気が進行していることが多いため、根治が難しくなります」
―医師会での取り組みは
「検診の精度を上げるため、複数の医師でレントゲン写真などを確認し、最終診断をしています。例えば胃・大腸がんの場合は、担当医師が月2回集まり、胃・大腸の内視鏡の所見を、複数人で確認しています」
―読者へのメッセージを
「検診でがんでの死亡率を下げることができます。そのために医師会として、がん検診受診の啓もう活動を積極的に行っていきたいと思います」
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