ゴール裏から応援歌や手拍子でベルマーレに声援を送るサポーター。その最前列で応援を盛り上げるのが、コールリーダーの高橋修さん(30)だ。高橋さんも記念すべき国立での一戦に向け、ピッチ外で人知れず奔走している。
ホームで開催された8月の浦和戦、9月の鹿島戦では、クラブに許可を得てサポーター仲間と募金活動を行った。目的は、国立で湘南サポーターに配る手持ちフラッグを制作するためだ。
高橋さんらの熱意もあり、2試合で76万円ほどが集まった。「たくさんのご協力をいただき、皆さんに感謝している」と話す。会場では5千人に配布することが目標で、必要経費は270万円ほど。「残りはベルマーレのスポンサーさんに協賛を募っている」という。また、当日は紙のボードを持って人文字を作る「コレオグラフィー」で選手を後押しする予定だ。
下位低迷、サポも葛藤
ベルマーレは開幕の鳥栖戦こそ5対1で快勝したものの、その後は勝利が遠い試合が続いた。
「5、6月ごろはチームの雰囲気が悪いと感じた」と振り返る。「リーグ戦5位以上」を目指して今シーズンに臨んだベルマーレ。「今のチーム状況は、目標とのギャップがありサポーターにとっても辛い。でも、上位を目指さないと何も変わらない」と鼓舞する。
結束力示す一戦に
前節のアウェー札幌戦では5試合ぶりに勝利した。そんな中で迎える国立での川崎戦。「順位を上げるために、国立の試合を良いきっかけにしてもらいたい。川崎という大きなクラブに応援で勝てるかどうか、サポーターにとっても挑戦」
J1残留に向けて、そしてサポーターの結束力を再確認する上でも、この一戦が試金石になる。
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