NHK杯全国高校放送コンテストで平塚江南高校の作品「小さな僕の大きな夢」が、最優秀賞にあたる「SDGs賞」を受賞した。このほどNHKホールで受賞作品の紹介と表彰が行われ、代表生徒3人が登壇した。
同コンテストは70回を記念し、NHKのSDGsテーマソング『ツバメ』に映像をつけたオリジナルミュージックビデオを募集。同校では、プロジェクト責任者・編集を務めた放送委員会の井上光汰さん(2年)、アニメーション・絵コンテを担当した美術部の金子紗帆乃さん(同)、台本を書いた文芸部の渡部優希さん(同)が中心となり、プロジェクトチームを発足。MV出演はダンス部に依頼した。
今年3月、放送委員会の植田渥士顧問からの勧めでエントリー。春休み期間中もWeb会議などで話し合いを行い、「自然」をテーマに決めた。
生徒らが考案した作品は、人間の環境破壊に嫌気がさしている自然の化身「なーちゃん」が、ある高校生の志を見て応援する物語。森林が枯れている描写から始まり、ごみの分別や水の無駄遣いをしないなど、高校生が自分でできることを実践している場面などが描かれており、なーちゃんの笑顔でエンディングを迎えるストーリーに仕上げた。
金子さんは「一人の高校生の気づきが周りの人に広がって、いずれ世界中に広がればと思った。小さなアクションで大きなこともできることを描いた」と話す。井上さんは「完成させることが目標だったので自信はなかった。4つの部活の協力があって完成できた。良い経験ができたと思う」と笑顔を見せた。
コンテストを監修した慶応大大学院の蟹江憲史教授は「平塚の地元の環境を映し出しながら、持続可能な世界に向かっていくことが表現できていて素晴らしい」と講評した。
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