神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

平塚市 市道補修にAI活用 県内初、画像基に損傷解析

社会

公開:2023年10月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
公用車のフロントガラスにスマートフォンを設置する職員
公用車のフロントガラスにスマートフォンを設置する職員

 全長800Kmを超える平塚市道の補修を効率化するため、市は公用車に設置したスマートフォンで道路の損傷状況を撮影し、AI(人工知能)で解析するシステムを導入した。職員による目視と比べて調査や解析にかかる時間が大幅に短縮され、市は「道路の補修計画などが立てやすくなる」と期待する。

 民間企業と東京大学が共同開発したシステムを採用し、9月下旬から道路のパトロールに活用している。類似のシステムは神奈川県も導入しており、市町村単位では県内初という。

 委託業者から貸与されたスマホを公用車のフロントガラス上部に設置し、市道を走行しながら動画で撮影。データは業者に送信され、10m間隔で記録した画像を基に道路上のひび割れ、わだちなどの損傷をAIが3段階で評価する。路面標識のかすれ度合も4段階で解析できるという。

 解析は1時間程度で済み、損傷箇所は地図上に落とし込まれるため、市道路管理課は「市道全体でどれほどの損傷が発生しているかが一目で分かるようになる」と話す。

補修要望、年800件

 市民から寄せられる道路の補修要望は、年間800件に上るという。道路の損傷は通常、職員が公用車でパトロールしながら目視で確認。市民が損傷箇所をスマホで撮影して市に通報する「みちれぽ」なども活用しながら路面状態の把握に努めているが、市道全体をくまなく調査するのは「職員の人出や業務量を考えると現実的ではなかった」という。

 AIの導入により、目視でのパトロールでは解析まで含めると7カ月ほどかかる業務が約2カ月で完了するという。職員の負担も軽減されることから、「他の業務に人手を割くといった効果も期待できる」としている。

 調査は10月下旬まで続ける予定で、1日最大70Kmほどを走行してデータを蓄積していくという。

秋の新規入会大キャンペーン実施中!

入会するなら絶対に今がお得!4大特典あり。

http://needs-golf.jp/

<PR>

平塚・大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

地域活動拠点 新たに

県営二宮なのはなハイツ

地域活動拠点 新たに

自治会と町民団体が連携

9月6日

平塚市で史上最多雨量

台風10号

平塚市で史上最多雨量

二宮町は初の警戒レベル5

9月6日

困窮世帯の進学支援

平塚市

困窮世帯の進学支援

県内初の取り組み

8月30日

ビーチバレーで全国2位

ビーチバレーで全国2位

平塚近隣の中学生活躍

8月30日

暑さしのぐ「避難場所」

平塚市

暑さしのぐ「避難場所」

民間6施設を新たに指定

8月23日

お互いを認め合う一歩に

二宮町

お互いを認め合う一歩に

子どもの権利フォーラム開催

8月23日

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月6日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

平塚・大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚・大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook