市内で活動する少年サッカークラブ・FCアルファ(原康人総監督)の6年生チームが、10月7日・8日に二宮町民運動場で行われた「第38回読売新聞社杯県西地区少年サッカー大会」で27年ぶりに優勝した。
トーナメント方式で行われた6年生の部。地区予選を勝ち抜いた16チームが優勝を争った。FCアルファは初戦から順調に勝ち上がり、準決勝では同大会で幾度となく優勝している強豪・足柄FCと対戦した。学年監督の半田幸博さんは「10回やって1回勝てるかという相手。選手たちにはとにかく楽しんでプレーするように伝えた」と振り返る。
試合は開始約15秒、相手チームが弾き返したキックオフのボールを横に展開し、キャプテンの佐々木律貴君(大野小)がそのままゴール。その後も前半と後半に追加点を挙げ、3対0で勝利を収めた。
続く決勝戦では小田原の早川SCと対戦。今年に入ってからもなかなか勝てずにいた相手だが、足柄戦の勢いに乗り、前半でまたも佐々木君が値千金のゴール。1対0で27年ぶりの優勝を掴んだ。
佐々木君は「準決勝で足柄に勝てたことは自分でも驚いた。優勝できて率直にうれしい」と喜びを語った。
次は県ナンバー1
FCアルファは幼稚園から中学生まで約100人が所属する地域クラブ。富士見小学校や桜ヶ丘公園を拠点に、保護者コーチも参加しやすい土日を中心に練習を重ねている。
1978年にFC若鮎として創立し、85年に現在のクラブ名に改称。96年に県西大会で優勝を収めた後、長らく優勝から遠ざかっていたが、この度27年ぶりの栄光を掴んだ。
半田監督は「少し調子にムラがあるが、細部のプレーを丁寧にすれば実力のあるチーム。子どもたちにはよくやったと伝えたい」と称えた。
今大会の優勝を受けて、同クラブは11月下旬に開催される「ウィナーズ・読売カップサッカー大会」に出場する。横浜、川崎、県央などから優勝チームが集まる大会で、今度は県ナンバー1を目指す。
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