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小児医療費助成制度 12月1日から18歳に拡大 医療証は11月下旬送付

社会

公開:2023年11月16日

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12月1日から18歳に拡大

 平塚市は12月1日から、小児医療費助成制度の対象年齢を18歳到達後最初の3月31日(高校生相当)まで拡大する。湘南市域では初の実施で、0歳から18歳までの切れ目ない健康増進につなげる。

 小児医療費助成制度は、子どもが医療機関を受診した際に支払う保険診療の自己負担額を公費で補助するもの。

 平塚市の小児医療費助成は、1995年10月の事業実施以降、2004年4月に通院年齢を就学前に、09年4月には小学3年生に、12年4月には小学6年生に、16年4月には中学3年生に引き上げ。20年1月には、湘南・西湘地域の市町で初めて中学生までの医療費無償化を実施、所得制限も撤廃した。今回の18歳までの拡大は、県が定義する湘南の市(平塚・茅ヶ崎・藤沢・秦野・伊勢原)では初となる。

対象者は6019人

 市では、新たに対象となる6019人に、8月30日に申請書を送付。申請は、電子申請システムや郵送、窓口で受け付けている。担当の市こども家庭課によると、11月8日時点で5302人・約88%の申請を受け付けたという。

 新たな対象者のうち10月31日までに申請した人には、11月下旬に小児医療証が郵送される。期日を過ぎて提出した人は、12月以降に順次送付されるという。その場合、12月1日以降の受診分を市こども家庭課に申請すると、保険診療の自己負担分の払い戻しが受けられる。

 ただし、生活保護受給や重度障害者医療費助成、ひとり親家庭医療費助成などの医療費給付制度により医療費が無料となる小児については、同制度の対象外となる。

子育て支援を強化

 すでに小児医療証を持っている人(中学校卒業までの小児)は申請不要。11月中には有効期間を延長した小児医療証が送付されるという。

 市では「『ずっと、選ばれるまち、住み続けるまち』であるために、子育て支援のさらなる強化と、子育て世帯に対する経済的負担の軽減策となれば」と、実施の意義を話している。

 問い合わせは市こども家庭課児童手当・医療担当【電話】0463・21・9844。

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