積水ハウスの家づくりに携わる職人による技能大会「積水ハウス大工選手権大会WAZA2023」が、11月26日に大阪市で初開催され、大原在住の秋山将崇さん(41)が優勝した。秋山さんは「建築関係の仕事を志す若い人たちに希望を与えるきっかけになれば」と快挙を喜んでいる。
大会には、約5千人の職人組織「積水ハウス会」の中から各エリアの推薦で選ばれた26人が参加。同社指定工事店の小林建設(四之宮)で専属大工として働く秋山さんは、日頃の仕事ぶりが評価されて出場枠を勝ち取った。
大会では、天井の石膏ボード貼りや壁の配管処理、出入り枠(扉の枠)の設置などの課題を時間内にこなし、作業の正確性やスピード、整理整頓状況などの出来栄えを競った。全国から名うての職人が集う中、秋山さんは「120%の力を出さないと優勝できないと思った。仲間や妻の応援が励みになった」といい、「最後に自分の名前が呼ばれたときは足が震えた。表彰式の記憶はありません」と笑う。
秋山さんは高校卒業後に市内の建設会社で働き始め、2009年に小林建設の専属大工になった。同社の小林浩社長も「彼はとにかく仕事がうまくて速い」と全幅の信頼を寄せる存在だ。
仕事を離れれば平塚市PTA連絡協議会で副会長を務めるほか、自身が立ち上げたサッカースクールで指導にあたるなど多忙な日々を送るが、「学校や地域行事に関わることも仕事の活力」と秋山さん。大会後には、かつて現場作業に携わった家の施主から祝福の連絡が届いたといい、「仕事を超えたお付き合いを今でも続けていただきありがたい」と感謝した。
|
|
|
|
<PR>
平塚・大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>