そば処名古屋(桜ケ丘)の店主・大竹宗久さん(52)=人物風土記で紹介=著書の「発酵×薬膳 心と体をスッキリ整える楽チンレシピ」が、各国の料理本を顕彰する「グルマン世界料理本大賞」の健康と栄養部門でグランプリに輝いた。
大竹さんは25年ほど前、生後間もない息子が食物アレルギーと診断されたことを機に食へのこだわりを強めたという。
そば店を営む中で食材選びには気を使っていたが、健康のためには良好な腸内環境が重要と考え、発酵食品に着目。その後は薬膳にも興味を持ち始め、通信教育課程で薬膳を学び国際薬膳師の資格も取得した。
自らが考案したレシピなどをSNSで発信していたところ、出版社から書籍化の打診があり今年4月に発刊。長年にわたる研究で身に付けた発酵と薬膳に関する知識や、「酒粕チーズパスタ」、「大根の水キムチ」など70以上のオリジナルレシピを惜しげもなく紹介した渾身の一冊だ。
グルマン世界料理本大賞には今年8月に自らエントリーし、11月にグランプリ選出の吉報が届いた。料理本のアカデミー賞と称され、世界各国の著者が約120の部門別に毎年栄誉を競うコンテストでの快挙を、大竹さんは「嘘だと思った。頭が真っ白になった」と興奮気味に振り返る。
11月28日にサウジアラビアの首都リヤドで行われた表彰式に参加した大竹さんは、各国の受賞者の前で薬膳と発酵食品の魅力を英語でスピーチした。来年にも発刊を予定しているといい、「まだ出せていないレシピを公開したい」と意欲的だ。
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