スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている平塚江南高校の1、2年生が、昨年12月25日から28日まで台湾を訪問し、海外研修プログラムを行った。
同校の推進する「研究に係る海外との交流及び海外研修プログラム」の一環として行われた台湾研修。「国際通用力」の育成を主に、各生徒が自身の研究テーマを設定し、統計的な分析を実施。台湾では、高校にあたる新北市立林口高級中学や国立台湾科技大学、Googleを訪れたほか、英語で研究成果を発表した。
参加したのは、1年の大久保千里さん、高沢菜月さん、鈴木彩那さん、佐々木美晴さん、2年の鈴木乙葉さん、江藤稜悟さん、青木優子さん、植野緒深さん、米田ナタリーさん、中野学さんの10人。同プログラムに興味関心を持った生徒の中から、選抜されたという。
大学で行われた研究成果の発表では、「実践的な英語スキルを身につけるには」や「倍速視聴が理解に与える影響と効果的な使い方」、「食べられるスプーンを人々の生活に自然に取り入れるために」など、十人十色のテーマでプレゼン。英語で発表するという初めての経験に、「緊張した」と声をそろえた。
高校での土産交換の際には、平塚の名産・荒井だるまのだるまを贈呈すると、台湾の学生から「だるまってクールだね」との声があがったという。
同プログラムを通して江藤さんは、「台湾の学生が簡単な単語を使って会話をしてくれたりして、思いやりを感じた」とし、米田さんは「研究発表後に大学生からもらったフィードバックがためになった」とそれぞれ感想を話した。引率した辻祐哉教諭は「高校・大学との交流を経て一回りも二回りも成長した。考える力が身についた」と話した。
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