平塚市立太洋中学校のサイエンス部(部員数19人)がこのほど、「第23回創造アイデアロボットコンテスト全国中学生大会」の計測・制御部門で優勝し、文部科学大臣賞を受賞した。
ロボットの製作を通じて技術やチームワークを競う同大会。全国大会は1月20日に東京都中央区立総合スポーツセンターで行われ、計測・制御部門には24チームが出場した。同部門は、基礎的な知識で参加できるロボットとプログラミングの部門で、90秒間に15球の玉をロボットに運ばせ、得点を競い合った。
太洋中の中井陽大さん(3年)、小向麻里愛さん(2年)、山口桂吾さん(同)、松本悠さん(同)は「太洋フォックス」というチーム名で参戦。県、関東大会を経て、よりスムーズに走れるようにマシンを改良し全国に臨んだ。
全国大会の予選2回目の試技でマシントラブルに見舞われるも、電池を交換し決勝へ。中井さんは「パーフェクトを狙うぞ、とみんな同じ気持ちだった。スタートボタンを押す手が震えるほど緊張した」と振り返る。決勝直前に山口さんが提案した「電池を交換する」という判断が功を奏し、105点の満点をたたき出し優勝を飾った。
同大会は計測・制御部門、基礎部門、応用・発展部門、パフォーマンス部門があり、全部門の中から文部科学大臣賞が選ばれた。中井さんは「最後の年だったので1位を目指していた。自分たちが文部科学大臣賞を取れたことへの驚きと、良かったと安堵した気持ちの両方あった」と笑顔。川島平太顧問は「大会後、全国に連れて来てくれてありがとうと伝えた」と活躍を称えた。
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