湘南ベルマーレの新スタジアム構想をめぐり、落合克宏市長は2月28日、Jリーグ側と話し合いを行う考えがあることを明らかにした。同日に行われた市議会3月定例会の中で、諸伏清児氏(清風クラブ)の代表質問に答えた。
落合市長は答弁の中で、「これまでもベルマーレには様々な支援を行ってきたが、(スタジアム建設費については)人口26万人の市にとって大きな負担」と述べ、「できたら(野々村芳和)チェアマンにお話ししたいと思っている」と明かした。すでに日程調整も進めているという。
ベルマーレが本拠地として使用するレモンガススタジアム平塚は、観客席を覆う屋根の割合がJリーグの基準を満たしていない。ベルマーレ側は昨年5月、約2万人を収容可能な新スタジアムを市総合公園や近隣民有地を候補地として建設する計画を市に提出。建設費約140億円のうち、半分を市側に負担することを求めた。
落合市長は、市民に人気のある総合公園内への建設や税金を投入しての整備に難色を示しており、同年11月にはベルマーレの真壁潔会長が「ゼロベース」で市と協議を進めていく考えを示している。
レモンガススタジアム平塚については、新スタジアムの方向性が定まっていないことなどから大規模な改修を見送っている状態。ベルマーレは昨年12月、スタジアムに関する勉強会の開催を市に提案しており、今年2月から月1回程度のペースで事例研究などを重ねているという。
ベルマーレの新スタジアム建設をめぐり、落合市長は今年1月11日発行の本紙インタビューの中で、「クラブを抱える自治体の長として、Jリーグ側と話をする必要があると思っている」などと語っていた。
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