湘南ベルマーレが構想する新スタジアムの建設をめぐり、平塚市の落合克宏市長は3月12日、Jリーグ事務所(東京都千代田区)を訪ねて野々村芳和チェアマンと会談した。
市によると、Jリーグ側からはチェアマンのほかに、ベルマーレで2022年まで社長を務めた水谷尚人カテゴリーダイレクターら3人が出席。会談は40分間にわたり非公開で行われた。
落合市長は、ベルマーレが計画案で提示しているスタジアム建設費のうち、半額にあたる約70億円の負担を市に求めている点について、財政面での見通しが立たないことを説明。その上で、Jリーグが求める理想のスタジアムと、クラブチームを抱える地方自治体の実情とのギャップについて課題を提起した。
野々村チェアマンは平塚市の状況に理解を示しつつ、「他の自治体の事例などを参考にしながら、どうしたら課題を解消していけるかJリーグとしても一緒に考えていきたい」と語ったという。
市ではベルマーレからの要望を受け、今年2月から双方の担当者間で月1回の勉強会を開き、スタジアムに関する事例研究などを行っている。会談では、この勉強会にJリーグ側からの参加者を加える方針も申し合わせた。Jリーグが持つ、全国のスタジアムに関する知見などを共有していくという。
落合市長は「課題解消に向けて一緒に考えていきたいという言葉をありがたく思っている」と述べた。
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