平塚市はこのほど、今年4月1日時点の保育所等利用申込数が過去最多となったことを公表した。待機児童数は4人、保留児童数は260人で、保育ニーズの高まりが顕著に表れている。
保育所の入所申し込み数は、前年比15人増の1112人で過去最多を記録。少子化が進み、市内でも就学前児童数が減少しているものの、入所申し込み数は昨年から増加している。
待機児童4人の内訳は、1歳児が3人で5歳児が1人だった。市内の待機児童数は21年22年は0人だったが、23年は6人とプラスに転じ、今回は4人だった。市保育課によると、入所の申し込み数が前年比15人増の1112人だったことや、4歳以下の転入が同65人増の213人だったことなどが要因という。
保留児童は21年が245人、22年が204人、23年が246人と推移。260人の内訳は、育休の延長が103人で最も多く、次いで特定の保育所を希望が94人、求職活動中が50人だった。
4月に定員50人増
市では待機児童解消へ向けた取り組みとして、昨年10月にまなびの森保育園平塚(宮の前/定員60人)を開所したほか、4月に新たにつくし幼稚園(飯島)が認定こども園へ移行したことで定員が30人増えたほか、くまの子保育園(錦町)の園舎建て替えによる定員20人増など、あわせて50人増加した。
同課によると、今年度中に新たな保育所開所の予定はないというが、今回の待機児童4人という現状を踏まえ、「新設も含め整備が必要と考えている。現状を分析し、ニーズが高い地域で検討していく」と話す。
保育士確保に向けては、引き続き就職促進貸付金、就労支援交付金、奨学金返済支援補助金の3つの支援策を中心とした取り組みを実施していく。
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