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七夕飾り〜私の流儀〜 デザインと題材で勝負 コンクール入賞者が語る

文化

公開:2024年7月5日

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櫻井さんと掲出前の飾り
櫻井さんと掲出前の飾り

 まつりの主役である「七夕飾り」の作り手。昨年の七夕飾りコンクールで昼・夜の部ともに特選を受賞した(一社)七夕飾り空いっぱいプロジェクトの櫻井駿さん(32)と、同準特選の七夕竹飾り平塚市飲食店有志の会の水嶋一耀さん(80)に、製作する上での流儀を聞いた。

夜の姿も意識

 櫻井さんは、岡山県倉敷市出身のデザイナーで、平塚市の七夕まつりを参考にした地元の「水島港まつり」で手作りの飾りを掲出してきた。2018年、平塚のコンクール初挑戦にしてたちまち準特選を獲得した。

 「デザインに一番こだわっている。色使いや分かりやすいテーマにすることも重要」と櫻井さん。ライトアップした時に鮮やかな色合いが映るように、和紙に絵を描く際は染料インクを使い、何度も透かして確認することも欠かさない。「夜は昼の姿よりも美しいので特に見てもらいたい」と力を込める。

 今年のテーマは「平安 華絵巻」。貴族や時代に合わせた模様などを描いている。「放送中の大河ドラマも少し意識しているが、8歳の時に水島港まつりで見た平安時代をモチーフにした飾りが印象深く、いつか製作したいと思っていた」と作品への熱意を語る。

 水島港まつりは19年、担い手不足を理由に飾り掲出が終了し、踊りがメインとなった。「七夕飾りにこれだけ力を入れている平塚はすごい。来年も揚げられるよう努力したい」と自身の飾りを見つめた。

見上げた時をイメージ

 七夕竹飾り平塚市飲食店有志の会が発足したのは19年。飾りが減少していくまつりに危機感を覚えた店主らが集まった。22年は「歌舞伎十八番」をテーマにして特選を受賞。企画製作担当は、16歳から飾り製作をしてきたベテランの水嶋さんだ。2000年代初めから製作を中断していたが、現在は同会でその腕前を発揮している。

 水嶋さんは「コンクールで入賞するためには、どんな題材にするか、見上げても楽しめるデザインにするにはどうしたらいいか考えなければいけない」といい、「若い人たちに積極的に飾りを揚げてほしい。昨年特賞の櫻井さんの作品は参考になるほど素晴らしい」と賛辞を贈る。

 今年は「花鳥風月〜平安の雅び」がテーマで、偶然にも櫻井さんと同じ平安時代をイメージした貴族や花々の絵が描かれている。「軽くて壊れにくい作りにしてバランスを保つことも大切」と熱を込める。

 「誰でも高いレベルで飾りを掲出できるよう、デザインのデータ集があれば大勢が参加してくれるはず」と次世代への期待をにじませた。

製作方法の説明をする水嶋さん
製作方法の説明をする水嶋さん

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