平塚市平塚にある要法寺(守屋宣成住職)は約80鉢ある大型の鉢でハスの栽培を行っており、開花時期の7月になると多くの人が鑑賞に訪れる。
ハスを育ててきたのは、同市豊田宮下に住む富岡昭二郎さん(93)。平塚市生きがい事業団の会員となった70歳から20年以上にわたり、ハスを見守ってきた。「毎年、3月下旬から1週間かけて苗の植え替えをする。気温15度以上が作業を始めるタイミング。着ている服は泥だらけになるし、体力がいる。でも、どんどん愛着が湧いて今では孫のようにかわいい」とほほ笑む。
毎年、6月下旬に花が咲く。「ハスの花の寿命は4日間。1日目に半分開き、2〜3日目に全て開いた後、4日目に枯れる。種類によって咲く時期が違うので、今年は8月中旬まで咲いている」と話す。
富岡さんは2年前に交通事故で大腿骨骨折をしてから本格的に手入れ作業ができなくなったが、ハスが咲く時期は毎月1回、寺を訪れる。現在は富岡さんと一緒に活動してきた鶴田保博さん(84)や井部勉さん(81)などが後を継いでいる。
昨年からは富田さんの提案で、黄色いハスの苗を植えている。「まだ思う通り咲かない。研究中なのであと2年経てばうまくいくはず。それまでは何としても元気でいないと」と熱く語った。
(問)同寺0463・34・0618
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